2012年12月12日(水) 18:00
“ビンテージ”という言葉は、ファッション、機械製品など多くの分野に用いられる。もともとはワイン用語から派生した言葉で、「当たり年」としての意味合いが強い。スポーツ選手などでも特定の年代をそう呼ぶことがあるが、これは本来の意味に近い使い方かもしれない。
サラブレッドの場合にも“ビンテージ”という言葉は使いやすい。ただし、その表現がふさわしかったかどうかは、かなりの時間を必要とする。
例えば06年生まれの現6歳世代。08年10月26日に京都で行われた芝外回り1800メートル新馬戦は1着アンライバルド、2着リーチザクラウン、3着ブエナビスタ、4着スリーロールス。後の出世馬が顔を揃えていたことから「伝説の新馬戦」と呼ばれた。しかし、これだけで世代全体を「当たり」とするには物足りない。同世代のトランセンドが史上初のJCダート連覇を達成し、トーセンジョーダン、ワンダーアキュートといったところもGI戴冠を果たした。いろいろと定義の仕方はあるが、世代はもちろん、ジャンルをまたぐ活躍があってはじめて“ビンテージ世代”の条件を満たすと言えまいか。
一方で「弱い世代」も出てくる。では・・・
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東京スポーツ
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