朝日杯FS

2012年12月15日(土) 18:00 70

 知られるように、勝ち負けに関わらず、この快時計必至のマイルGIに出走した馬の中から、「日本ダービー馬」が出現したのはずっと以前のこと。1993年のナリタブライアンが最後になる。19年も前である。あれ以降、朝日杯FSに出たいと考えたり、実際に出走した馬は、ダービー馬になれない歴史が続いている。朝日杯に出走して、皐月賞を勝った馬にしても、過去20年では1993年ナリタブライアンと、2007年キャプテントゥーレしかいない。

 ナリタブライアン以前には、ミホノブルボン、アイネスフウジン、サクラチヨノオー、メリーナイス……。朝日杯の好走馬が世代のチャンピオン級としてダービー馬になることのほうが多かったぐらいだから、この大きな変化は簡単な1つ2つの理由ではない。

 なぜ・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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