2012年12月25日(火) 18:00 22
2012年有馬記念。悩みに悩んだ末、出した結論、◎オーシャンブルーは最高の見せ場をつくってくれて2着。勝ってほしかったという気持ちが強いのはもちろんですが、あれだけあっさりとゴールドシップに交わされるんですから、そのあたりはまだ「GIを勝つ器」ではなかったのかも知れません。調教適性論から、どうしてもゴールドシップには本命を打てなかった有馬記念。個人的には最高の本命を打って、有馬記念を的中させることができたと思っています。
ゴールドシップの強さには、ただ脱帽です。やっぱり神戸新聞杯を6分程度のデキで圧勝した時点から、あまり調教で評価を上げ下げする馬ではないということを認識しないといけなかったのかも知れません。2013年はこの馬と上手に付き合っていくことで、中長距離のGIは予想が楽になるのではないかと思っています。
そして有馬記念翌日に行われた阪神C。こちらは◎サンカルロで単複を的中。ただ馬券的な反省をするなら、2着ガルボも評価していたのに、連式馬券を的中できなかったこと。馬連の配当がおいしいということに薄々気付きながらも、それを買い切れていないあたりが、今後の回収率上昇へ向けての課題かも知れません。
1年間の回収率で好スタートを切るために重要なのは、年明け早々の重賞、東西金杯。今年も中山芝2000m、京都芝1600mという条件で行われますが、まずは京都金杯に出走予定の馬から軽く触れていきましょう。ただ・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ