東京大賞典展望

2012年12月28日(金) 18:00

 有馬記念から中5日、土曜日は東京大賞典になった。ファン動員、売り上げ、主催者サイドにとってはむろん絶好のカレンダーで、実際、同パターンだった07年は、25億20万7900円(大賞典1レースのみ)、売り上げ新記録を達成している。ほとんどの方が年末年始休暇に入ること。有馬記念が12月23日で、そこから25日のペイデイ(給料日)が挟まること。馬券購買欲が高まって当然か。久々に大井競馬場に出かけライヴ観戦…そういうファンの方も多いと思う。

 ともあれその07年、レースの中身(結果)はどうだったか。改めてファイルをめくり、なんとも複雑な気分になった。ヴァーミリアン(単勝1.3倍)が中団から豪快に差し切り、4コーナー先頭のフリオーソ2着(4馬身差)、メイショウトウコンがさらに5馬身差の3着。馬単13→11は590円だから、その時点できわめて順当とふり返れる。

 記者“複雑な気分”と書いたのは、それから5年、今年もフリオーソが出走し・・・

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吉川彰彦

日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。

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