2013年01月15日(火) 12:00
今週は東海Sが行われるが、ダート重賞ということでこの機会に地方側で行われるダートグレードレースにおける実績を中央の重賞でどの程度カウントすべきかという問題を考えてみたい。
このコラムを読んでいるような競馬ファンはかなりコアサイドのファンだろうから、「普通の中央ファンが軽視する地方での実績が大きくモノを言う」というようなことになれば面白いのだが、最近の成績を見るとそうも言えなくなってきた。
データとして検索しやすいのは「前走地方(ほとんどがダートグレード)→今回中央のダート重賞」という形なので、今回はこれを基準としよう。中央の古馬ダート重賞のみを対象とし、中央所属馬が前走地方のレースに出走していたケースを検索する。
該当する馬は2003年以降でのべ326頭おり、全馬を均等買いした場合の回収率は・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。