2013年01月22日(火) 18:00 9
普段は単勝2倍前後が予想される馬に◎を打つことはまずしない私ですが、京都牝馬Sのハナズゴールだけは1週前の追い切りを見ていた時点から決めていた◎だけに、人気を度外視した印の打ち方をしました。
どうして単勝2倍を切るかも知れない馬に◎を打ちたくないか、それは「回収率」を考慮してのこと。例えば単勝1.8倍の本命にした場合。単勝の馬券を買うと、2回に1回の的中では回収率が100%を超えません。的中率が50%もあるのに、100%を超えないなんて、ちょっとしんどいな、そういう考え方から単勝2倍という数字をひとつの目安にしています。
回収率を考えると、決して優秀だったとは言えない京都牝馬Sの予想ですが、なにより良かったのは、ハナズゴールを担当する野本剛史調教助手をはじめとする陣営の努力が報われたこと。野本さんは本当に心優しい方で、取材時も常に分かりやすく話してくださる方。できれば大きな勲章をこのコンビに獲らせてあげたいな、そんな気持ちになってしまいます。
さて今週はシルクロードSと根岸S。どちらのレースも非常に予想の難しいレースになりそうなだけに、的中すれば、それこそ回収率がぐんと上昇しそうです。まずは今朝の坂路での調教の様子から・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ