渡辺薫彦元騎手(4)『だからお前はダメなんだ』

2013年01月28日(月) 12:00

今回が渡辺薫彦元騎手インタビューの最終回。19年の騎手人生。GIタイトルも手にしたその年月を振り返って、「甘かったかな」と漏らした渡辺元騎手。引退前に競馬学校の教官からもダメ出しされたとか。今だから語れる本音と、将来への決意を明かします。(1/21公開Part3の続き)


:19年の騎手生活で、通算戦績が7262戦339勝。この数字についてはどう思われますか?

渡辺 :良い馬に沢山乗せていただいたので、もう少し成績を残したかったっていうのが正直な気持ちです。

:ナリタトップロードでGIの菊花賞を獲られて、その後は大きなところでは勝てなかったなっていうのはあると思うんですが?


おじゃ馬します!

「もう少し成績を残したかった」

渡辺 :そうですね。「もう一度GIの表彰台に立ちたい」という思いで、自分なりに頑張ってやってはきたのですが、今考えると、若い時から積極的にローカルに行ってたくさん騎乗経験を積んだり、もっとやれる事はあったなというのはあります。だけど、性格的に小さい枠の中におさまってしまうところがあるので。

:そうなんですか?!

渡辺 :そうなんです。「お前は外に飛び出さない」って、ついこの間も・・・

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東奈緒美・赤見千尋

東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。

赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。

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