2013年01月26日(土) 18:00
東京ダート1400mのこのGIIIは、2月17日のGI「フェブラリーS」の前哨戦にあたる。同じ東京コースで1ハロン異なるだけ。まして3週後。強く結びついていそうに思えるが、実はまったくそうではない。
根岸Sがこの時期に移ったのは2001年からのこと。これまで12回行われたから「根岸S→フェブラリーS」のローテーションを取った馬が63頭(うち1頭は取消で出走は62頭)もいる。
ところが、根岸Sをステップにして、フェブラリーSで連対できたのは62頭のうち、次の4頭だけ。
2001年…1着ノボトゥルー(根岸1着) 2005年…1着メイショウボーラー(根岸1着) 2012年…1着テスタマッタ(根岸3着) 2012年…2着シルクフォーチュン(根岸1着)
つまり、ここをひと叩きして体調を整え、大目標のフェブラリーSで「連対」したのは、3着→1着のテスタマッタだけであり、根岸SをステップにGIフェブラリーSで連対するような馬は、ステップの根岸Sでも3着以内に入っていた馬だけ(4頭)なのである。
いい方をかえると、ステップレースとはいいながら、ここでも勝ち負けするぐらいでないと、GIではムリを示している。
これを根岸Sの検討に役立てるとしたら・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。