中山記念と前走距離

2013年02月19日(火) 12:00

 私がレースの傾向を調べるときによく参考にするのが、前走から距離短縮になる馬と距離延長になる馬のどちらが走っているか、ということだ。

 一般論で言うと、距離短縮組が強いことのほうが多い。スタミナに余裕があること自体もアドバンテージなのだろうが、上位クラスになると短距離寄りのほうが出走枠がタイトで、守備範囲を1ハロン2ハロン超えたところに投票してくる馬がいることなども影響しているのではないかと思う。

 また重賞などの傾向を見る場合、臨戦過程に登場しやすいレースの格が影響してしまっていることもある。例えば・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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