2013年02月20日(水) 18:00
先週の続きで、ハーツクライ産駒の激走パターンを重賞から見てみよう。
愛知杯ではサンシャインが10番人気で2着に激走。その前走は準OPで6着だった。前走では弱い相手に凡走でまったく疲れがなく、相手強化で好成績という流れは、これまでの激走馬とほとんど変わらない。
このレースには同じ人気薄のハーツクライ産駒ダイワズームも出ていたが、こちらは9着止まり。ダイワズームはここ5戦ずっとオープンで、今回は中1週とレース間隔が詰まっていた。鮮度や疲れの観点から、同じ人気薄のハーツクライ産駒なら、より疲れが無く、相手強化で人気を落としている馬のほうが狙い目な種牡馬だということが分かる。
1月5日の中山金杯では1番人気ジャスタウェイが出ていた。同馬は休み明けなので疲れがあまりない。そういう意味では、ハーツクライ産駒としては比較的狙い頃だった。
ただ、前走はGIの天皇賞・秋。そこで8番人気6着に頑張っている。中9週開けているとは言え・・・
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今井雅宏
ストレス、ショック療法など、競走馬の心身構造を馬券にする「Mの法則」を発見し、従来の競馬常識を完全に覆した。現在は、競馬雑誌等で活躍中のほか、馬券研究会「Mの会」を主催し、毎週予想情報の提供を行なっている。主な著書に「短縮ショッカー」、「ウマゲノム版種牡馬辞典」、「ポケット版 大穴血統辞典」などがある。