2013年02月20日(水) 18:00 17
酒井学騎手をゲストに迎えた『ご指名対談』第3回。二分厩舎が解散した数か月後から、2007年まで所属した西園厩舎。今回は、西園師との感動秘話から、憧れのあのジョッキーにキレられた(?)若き日の失敗談まで、後輩・高倉騎手が復活までの道のりに迫ります!
■ダメな俺を見放さないでいてくれた西園先生
高倉 学さんがアンちゃんのころからということは、西園先生とはずいぶん長いお付き合いなんですね。そんな西園厩舎から2007年にフリーになったわけですが、なにかきっかけがあったんですか?
「西園先生には感謝しかない」酒井騎手
酒井 おそらく親心だったんだと思うけど、先生がある日「お前、ちょっと外でやってみろ」って。「半年、1年フリーでやってみて、どうしてもやっていけへんようだったら、またうちに戻ってくればいいから。いつでも戻ってこられるように、お前の枠は取っておくから」とまで言ってくださってね。結果的に、そこから右肩上がりになって、いい方向に進んでいけたんだよ。高倉 そうだったんですね。○○厩舎にも下の子が入ってきているので、僕も近い将来、フリーになることを現実的に考えなくてはいけないんですが、フリーになるにあたって、なにか心構えのようなものはありますか?
酒井 いや、稜はもう大丈夫だと思うよ。所属以外の厩舎にも、たくさん乗ってるしね。エージェントさんが付いていても、各厩舎の先生やスタッフとのコミュニケーションを大事にするかしないかは自分次第だから、そのあたり、稜自身が心がけていけば。あとは、フリーになっても崎山先生が師匠であることには変わりはない。だから、崎山厩舎は大事にしなくちゃダメだよ。俺も西園厩舎の馬は、今でも朝一番にできるだけ乗るようにしてるよ。
高倉 西園厩舎とは、すごくいい関係を築いていらっしゃるんですね。
酒井 少なくとも、俺はそう思ってる。西園厩舎もどんどん成績が上がってきているし、俺自身もおかげさまで、ここまで這い上がることができた。そうやって余裕が出てきてたなかで・・・
ジョッキーズ
元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!