「腐らなかったのが一番」高倉騎手ご指名対談~酒井学騎手編(4)

2013年02月27日(水) 18:00 13

酒井騎手×高倉騎手の『ご指名対談』もいよいよ最終回。昨秋のJCダートでは、ニホンピロアワーズを見事にトップゴールに導いた酒井騎手ですが、そのきっかけとなった1勝が、2006年にありました。高倉騎手が、ついに復活劇の全貌に迫ります!

■大切なのは、感謝の気持ちを持ち続けること

──2006年の年間1勝から、フリーになった2007年には年間8勝。そのころから徐々にリズムを取り戻していきましたよね?

酒井「危機感は常に持っていた」

酒井「危機感は常に持っていた」

高倉「右肩上がりのきっかけは?」

高倉「右肩上がりのきっかけは?」

酒井 そうですね。でも、いつ逆戻りしてしまうのかという危機感は常に持っていました。フリーになって、一人でやっていける自信なんて、まったくなかったので。

高倉 でもその後は、学さんの言うように、右肩上がりで。やはり、なにかきっかけがあったのですか?

酒井 今思えば、2006年に唯一勝ったレースかな。それが、ニホンピロコナユキという馬でね。管理されていた服部先生には、それ以前からお世話になっていたんだけど、当時、服部厩舎にいた助手さんが、「調教だけでもいいから、乗っておけよ」って言ってくれてね。そのなかで、1頭2頭、競馬でも乗せていただいていたんだけど、そのうちの1頭がコナユキで。それで、次の年の北九州記念だったかな。大橋厩舎のニホンピロブリュレに49キロで乗って、4着(16番人気)に好走したりして。で、その年の暮れに・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

ジョッキーズ

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

新着コラム

コラムを探す