衝撃の馬券術!『単勝二頭流』がnetkeiba.comに登場!

2013年02月28日(木) 18:00

『単勝二頭流』担当編集者(以下、編) 石橋さん、今まではブログで公開していたこの対談ですけど、大好評につきnetkeiba.comで公開されることになりました。おめでとうございます。

石橋武(以下、石) ありがとうございます。ちょっとでも皆さんのお役に立てるならと軽い気持ちで始めた対談が、まさかこんな大ごとになるなんて……。ちょっと戸惑ってますけど。

いや〜、あれだけ毎週のように穴馬がズバズバ走ったら、さすがに注目を集めるんじゃないですか? 先週も公開予想で12万馬券が当たってますよね。

はい、おかげさまで。

で、今日はですね、初めて石橋さんのことを知るという読者の方も多いでしょうし、自己紹介も兼ねて、その衝撃の馬券術『単勝二頭流』についてお話いただこうかと考えているんですが。

もちろんです。こちらこそよろしくお願いします。

まず『単勝二頭流』(東邦出版刊)にも書かれていましたけど、やはり注目は昨年の天皇賞(春)の3連単145万馬券的中ですよね。

高配当という意味ではそうかもしれませんね。

超高配当ですよね。あの馬券、石橋さんはビートブラック(14人気1着)とトーセンジョーダン(3人気2着)を軸にしていましたよね。

ええ。私の理論は穴馬1頭、人気馬1頭の単勝を買うというものです。単勝2頭買いですね。人気馬の単勝だけでは当たりやすいけど大して儲からない、穴馬の単勝だけでは儲かりますけど、人気馬に比べると勝つ確率が低い。そのジレンマを解消しようとしたのがきっかけです。

それで「二頭流」ですか。うまいネーミングです。

昔、少し剣道を齧っていまして(笑)。剣道でも二刀流があって、本差と脇差を使うんですけど、威力のある穴馬の単勝を攻撃用の本差、勝つ確率の高い人気馬の単勝を防御用の脇差に見立てているんです。

なるほど。仮に本差での攻撃がかわされても、まだ脇差が残っている。つまり保険をかける意味合いもあるんですね。

そういうことです。穴馬の選び方と人気馬の選び方はそれぞれ違うんですけど、穴馬の場合はコース実績だとか潜在能力、変わり身、展開なんかを基準に選んでいます。

潜在能力とか変わり身を選ぶのって結構センスが必要かと思っていたんですけど、石橋さんの方法だとすごく簡単に選べますよね。

そもそも僕にセンスがないですから(笑)。ただ、この対談では『単勝二頭流』に書いたことをそのまま繰り返してもつまらないので、細かい条件に拘らずに激走する穴馬についてお話できればと考えています。

おお、とんでもない穴馬が見つかりそうですね。それは嬉しい。で、先ほどの天皇賞(春)の話に戻りますけど、あの馬券は3連単ですよね?

ああ、そうですね。それもご説明します。さっきも言いましたけど、僕の理論では穴馬と人気馬の単勝を買うというものなんですけど、その2頭を軸に3連単を買ったんです。人気馬の単勝の代わりに。

なるほど。高配当が期待できそうならば、人気馬の単勝よりも3連単のほうがお得という考えですね。

仰る通りです。保険としての人気馬をさらに武器として使うイメージですね。

あのレースは何か大波乱が起きるんじゃないかという、そんな感じがありましたもんね。

ええ。あのレースはオルフェーヴルが断然の人気だったんですけど、あの時は危険きわまりない人気馬でした。皆さんもよくご存じだと思いますけど。

そうですね。阪神大賞典の逸走があって普段通りの調教もできなかったですもんね。

ええ。競走馬にとって精神的なダメージが大きいですよね。で、仮にこのオルフェーヴルが飛ぶとすると大波乱ですから、じゃあ3連単も買おうと。ですから、今配信している予想では、単勝と3連単の両方を公開しているというわけです。ちなみにオルフェーヴルは差し・追い込み馬ですけど、穴をあけるのはその反対の脚質を持つ馬のことが多いんですよ。

そのあたりは本のなかに詳しく書かれていますので興味のある方は是非、という宣伝を入れつつ(笑)、それで先行馬のビートブラックを本命に推したと。

はい。対抗も先行馬のトーセンジョーダンを選んでいたので、最後の直線は安心してみていられました。欲を言えば相手にジャガーメイルも買っていたので、3着はウインバリアシオンよりもジャガーメイル(4着)のほうが良かったんですけど(笑)。でも贅沢は言っちゃいけませんね。

ジャガーメイルが3着だったら400万円を超える配当ですもんね。そりゃ、贅沢も言いたくなりますよ(笑)。それにしてもビートブラックの単勝(15,960円)と3連単(1,452,520円)を獲ったのはお見事です。

ありがとうございます。この対談でもビートブラック級の穴馬を挙げられるように、頑張ります。

よろしくお願いします。では理論の細かいところはおいおい教えていただくとして、まずはやってみないと始まらないということで、今週末に行なわれる弥生賞の推奨穴馬を教えていただきましょうか。

そうですね。では、まずは・・・

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石橋武

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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