人気は皆無に近いだろうが、狙う価値は十分/バージョンUP作戦

2013年03月08日(金) 18:00

 桜花賞まで4週間余。来週16日のGIII・フラワーCで賞金加算という手はあるものの、今週の東西トライアルでほぼ出走メンバーが決まる。土曜(9日)は中山でOP・アネモネS、そして日曜(10日)にはGII・フィリーズレビュー(阪神芝内1400メートル=3着までに優先出走権)。先週牡馬のTR弥生賞で◎カミノタサハラと“貫禄”を見せたバージョンUP作戦・梶原孝司記者のフィリーズレビューの狙いは?

 フィリーズレビューは先週のチューリップ賞ほどの注目度はないが、近10年でこのレースを経由して2頭(05年1着ラインクラフト、08年3着レジネッタ)が桜の女王になっている。

 人気の中心は唯一の芝重賞(ファンタジーS)勝ち馬サウンドリアーナか。ただ、消長の激しい牝馬だけに予断は許さない。先のチューリップ賞では「2強」のレッドオーヴァル、ローブティサージュが見せ場すらない凡走(7、9着)。サウンドリアーナも3番人気の前走・阪神JFでは17着大敗だし、10キロ以上の体重増減がよくある馬。戸崎圭騎乗が人気に拍車をかけるだろうが、当欄は疑ってかかりたい。

 ◎は・・・

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