解明できない激走のメカニズム/トレセン発秘話

2013年03月08日(金) 18:00

「次のレースがダメだったら抹消」

 そんな時に限って大敗続きだった馬が突然激走し、抹消が先延ばしになったりする。“競馬あるある”と言ってもいいぐらい、この世界ではよくあること。なぜそれまで全く走らなかった馬が、抹消直前に突如として走りだすのか?

「馬が本能的に身の危険を察知して激走するんちゃうか」。あるいは「もう抹消だからと気楽に調整するのが逆に好結果に結びつくのかも」と分析する人もいる。結局のところ、その“メカニズム”は誰も解明できない。

 一方、これが引退レースでその後は種牡馬もしくは繁殖牝馬になるケースはどうか。送り出す調教師側は「まず無事に」という意識が強く働くし、馬自身もお母さんの気持ちになっていることもある。有終の美を飾るのは案外難しい。

 繁殖シーズンに入った今は、年齢を重ねた牝馬の引退が増える時期。日曜中山の中山牝馬Sでもここを最後に引退という馬が何頭かいる。それらの有終Vは難しい? ただ・・・

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東京スポーツ

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

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