シャイニンルビーが産んだ米国産の娘アトランティード

2013年03月13日(水) 12:00

●アトランティード(牝 栗東・吉村圭司 父Curlin、母シャイニンルビー)
 母シャイニンルビーはクイーンC(GIII)を勝ち、桜花賞(GI)でも3着となった活躍馬で、07年の暮れにアメリカへ輸出された。父CurlinはドバイワールドC(首G1)、ブリダーズCクラシック(米G1)など7つのG1を制し、米年度代表馬に選ばれ、米歴代最多賞金獲得記録を樹立した名馬。現3歳世代が初年度産駒で、まだ重賞を勝った産駒は出ていないが、リズンスターS(米G2)3着のPalace Malice、ゴールデンロッドS(米G2)3着のLiveratedなどが出ている。「Mr.Prospector 系×Deputy Minister 系」というパワー満点のダート配合から誕生した種牡馬だが、血脈のなかにSir Ivorを持っており、本馬の母の父サンデーサイレンスとの組み合わせでは、Sir Ivor≒Halo 5×3という素軽いクロスが生じる。牝馬でもあるので、芝で走れないことはないだろう。芝・ダート兼用の中距離タイプ。

●アポロンバローズ(牡 美浦・尾形和幸 父マンハッタンカフェ、母カフェオペラ)・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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