2013年03月13日(水) 18:00
ハーツクライ産駒の長距離戦は、高い好走率を誇るが、出走のほとんどが人気だったことなどを考慮に入れれば、「やや得意」な部類に入るのだった。
問題は、疲れやすい長距離戦で、疲れるのが弱点のハーツクライ産駒が好走しているという点である。これは、今まで見てきたハーツクライ産駒の重賞激走パターンとはやや異なっている。また、精神コントロールが難しいので、強い相手に食い下がれることも多いが、逆に弱い相手に安定感がないという性質とも矛盾した結果が出ている。
相手弱化のダイヤモンドSでアドマイヤラクティがそのまま1番人気1着したり、阪神大賞典では勝ったギュスターヴクライが、本番の天皇賞春では5着と人気を裏切ったりなどは、普通の種牡馬の仔ならばありがちなことだが、ハーツクライ産駒の激走パターンとは、やや異なっているというわけだ。・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
今井雅宏「大穴を獲る精神分析術」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
今井雅宏
ストレス、ショック療法など、競走馬の心身構造を馬券にする「Mの法則」を発見し、従来の競馬常識を完全に覆した。現在は、競馬雑誌等で活躍中のほか、馬券研究会「Mの会」を主催し、毎週予想情報の提供を行なっている。主な著書に「短縮ショッカー」、「ウマゲノム版種牡馬辞典」、「ポケット版 大穴血統辞典」などがある。