2013年03月14日(木) 18:00
カラフルブラッサム
「先週の追い切りは和田騎手が乗ってかなりいい動き(ウッドチップコースで 80.6-65.6 -51.2-38.2-12.7)だったので、今週は馬なりで仕上げました。」と久保田助手は状態にはかなり自信を持っている様子でした。ビオラ賞ではマークされる厳しい展開。今回はメンバー的には差のないところでしょうが、トリッキーな中山コースと長くいい脚を使うタイプのカラフルとの相性がちょっと不安ですが…。「でも、まぁ状態はいいんで。頑張ってきます」(久保田助手)
ナリタパイレーツ
「気の強さはあるけど、決してムキにはならないんです。だから、逃げ馬のわりに自在性があるんです」と宮本師。今回もおそらく先行するでしょうが「別に無理にいくつもりはないし、控えても全然平気」(宮本師)とのこと。
皐月賞に出走できたとしたら、コパノリチャードとともに先行することになるでしょうが「コパノリチャードに無理についてはいかないつもり」(宮本師)。それでも、皐月賞時期の馬場を考えると前へ行けるのは圧倒的な強みになるはずです。馬房で彼に会いましたが、ひじょうに勝気な顔をしていましたよ。でも、適度に落ち着きがある。ひじょうにマイペースな性格と察しました。それが競馬にいいほうに出ているのでしょう。ジャングルポケット産駒は父に似た変わりモノが多いですが、この仔もいい意味で自分のペースを崩さないところは父似なのかな?と思いました。
エピファネイア
「いや〜、勝ち続けなきゃ意味がないですって!目指すところは"負けない馬づくり"じゃないですか?それだけの馬ですから。楽になるために仕事しているわけじゃないですからね。まぁ、負けちゃいましたけどね(苦笑)」と、担当の鈴木助手。さすが、モチベーションが高いですね。「引っかかったとか、仕掛けが結果的に早かったとか、いろいろ話はもらいますけど。まぁ、誰が乗っても勝てる馬をつくれなかったのは我々の責任です。」(鈴木助手)
調教は引き続き、週中は福永騎手がまたがり、週末は鈴木助手が行うというリレー方式を続行しています。これまで、レースごとに課題をひとつづつクリアしてきたエピファネイアですが、弥生賞での収穫は輸送の経験だったとのこと。金曜日に僚馬のトーセンパワフルと一緒に中山入りし出張馬房で2泊しています。「輸送はとてもよかったですね。レース前日も中山のダートコースを1周乗りましたけど、全然落ち着いていました」(鈴木助手) この経験がクラシック本番の糧になるといいですね。期待してます。
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花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)