フェブラリーS前に、テスタマッタがレースを使った後ドバイを目標にするのかと報道陣に聞かれた村山調教師はこう答えた。

「今年はタペタが黒くなってあまり状態がよくないみたいなので、おそらく行かないと思います」

　確かに9日にトレイルブレイザーとファリダットが走った前哨戦の結果を見ると、村山師の指摘通り、今年はタペタの状態が例年とは違っていたようだ。

「粘着質で馬が走りづらそうだった。走っているうちにどんどんスタミナを消耗してしまうような感じだったね」とはGIII・マハーブアルシマールで9着に敗れたファリダットの松元調教師。GI・アル・マクトゥームチャレンジラウンド3で絶好位を進みながら直線で伸びなかったトレイルブレイザー(10着)の池江調教師も「今年はタペタの傾向が違った」。ということで、30日の“本番”ではオールウエザーではなく、芝のGI・ドバイシーマクラシックを目指す。

　一方ファリダットは・・・