2013年03月18日(月) 18:00
この世代のクラシックにつながる一連の重要なレースは、8〜9月の「新潟2歳S」「札幌2歳S」をスタートに、1600m以上では、「デイリー杯2歳S」-「東京スポーツ杯2歳S」-「朝日杯FS」-「ラジオNIKKEI杯2歳S」。
3歳になって、「シンザン記念」-「京成杯」-「きさらぎ賞」-「共同通信杯」-「アーリントンC」-「弥生賞」-「スプリングS」まで。計13レースが行われた。残るは「毎日杯」。
一連のレースでは、コースや距離、状態やレースの流れ…などが具体的な検討要素であり、なにも振りかぶってクラシックに向けての「将来性や素質」を重視してきたわけではない。また結果も、クラシック候補だけが勝ち負けしてきたわけではない。
今年の3歳馬の路線は、牡馬も牝馬も、次つぎに新星が浮上し、また候補が次つぎに脱落していく難しい展開がつづいている。レースが終了するたびに勢力図は変化した。
だが、3月に入って、最重要とされるトライアルの「弥生賞とスプリングS」が行われ、どのレースがこの世代の大きなカギを握るレースだったのか、それがかなり明確になった。と同時に、今年の「能力比較の基準」になるだろう馬もはっきりしてきた。・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。