2013年03月23日(土) 18:00
新中京コースのレースはどの距離も難しい。高額条件の芝1200mは、昨年の高松宮記念が発表良馬場で1分10秒3(34秒5ー35秒8)も要するタフな芝でスタートし、次の開催ではマジンプロスパーがレコードの1分08秒7。レースの中身は(33秒7ー35秒0)だった。そのあとはトップクラスのオープン馬の対決はないので、今回の勝ち時計は予測するしかないが、地盤がさらに固まってきたので、1分08秒0前後だろうか。07秒台の前半が記録されるような高速馬場にはならないと思える。
最後の直線が約412mになり、さらに上り坂ができたから、前半が猛ペースではなくとも、差し=追い込みの決着は再三生じるだろう。スプリンターズSがそうであるように、レベルが高いレースになるほど総合スピード能力が問われ、1400m重賞くらいは平気で乗り切れる底力が問われることにもなりそうである・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。