仁川Sでのうれしい勝利後、裁決に呼ばれ…ここで感じた太の本音とは?

2013年03月26日(火) 18:00

「変わってきた」との言葉通り、叩き2戦目できっちり結果を出したナイスミーチュー(3月3日・阪神10R・仁川S)。小牧騎手にとって、これが橋口厩舎での2013年初勝利で、「久々の会心の勝利」と語る一方、レース後には裁決委員に呼ばれ…。このほか、すみれSに勝利し、皐月賞に向かうナリタパイレーツの手応えなど、2月後半から3月中旬のレース回顧から、小牧騎手の本音に迫ります。

■仁川Sでの戒告は、ようわからんわ

──今回は、2月後半から3月中旬のレースを中心にお話をうかがっていきたいと思います。ここにきて開催8日間で5勝。先月は「リズムが悪い」とおっしゃっていましたが、だいぶ戻ってきたのではないですか?

小牧 うん、ちょっと戻ってきたね。特別何かがあったわけではないけど、頭数も増えたし、以前の乗り馬が戻りつつある。

──2月24日には、2連勝もありました。

小牧 マンドレイク(6R・3歳500万)は、思った通りのレースができたね。その前のレースでは、4コーナーで不利があったんですわ(8着)。相手も強かったから、勝ったとまでは言わないけど、あれがなければ掲示板には絶対にきていたっていう手応えがあってね。だから、距離は短いほうがいいって僕のほうから進言して、引き続き1400mを使って。スタートがいいから、好位で競馬をしようと思って乗ったんやけど、うまくいきましたわ。そのあと重賞(ファルコンS)でも接戦の5着にきていたね。僕は断ってしまったんやけど。

──そうだったんですね。そのマンドレイクも8番人気での勝利でしたが、続くすみれSのナリタパイレーツも5番人気での逃げ切り。改めて、小牧さんは逃げさせたら怖いな、と思ったレースでした。

本当は逃げ馬は嫌いなんやけど(笑)

本当は逃げ馬は嫌いなんやけど(笑)

小牧 本当は逃げ馬は嫌いなんやけど(笑)。出遅れたら終わり、っていうプレッシャーが嫌やね。あの馬は正直、それほど走るとは思ってなかってん。でも・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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