幻に終わったカナロア「ドバイ遠征」/トレセン発秘話

2013年03月27日(水) 18:00

 スタートで出負けしながら、レコードで高松宮記念(24日)を制覇したロードカナロア。圧倒的なパフォーマンスだったが、これだけ強いと、改めてドバイゴールデンシャヒーンでの走りを見てみたかったと思ってしまうのも事実だ。

 まだドバイ遠征の可能性が残されていた1月上旬、ロードカナロアの調教パートナーである安田翔伍助手は現地まで視察に行って、綿密な調査をしてきている。「向こうでは自国の馬を勝たせるために、その脚質に応じてタペタ(オールウエザー馬場の素材)のコンディションをすぐにでも変えてくると聞いたし、こっちはドバイの有力馬をチェックして、それに合わせた競馬をしようと思っていたんです。輸送、相手関係、現地の馬場…いろいろ調べて、これならと思っていたんです」

 同助手がドバイに強いこだわりを持ったのには、もうひとつ理由がある・・・

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