桜花賞

2013年04月08日(月) 18:00

 前2戦の敗戦でちょっと評価が微妙になっていたアユサン(父ディープインパクト)の鮮やかな逆転が決まった。2着も同じディープインパクト産駒のレッドオーヴァル。これで種牡馬ディープインパクト産駒は、2年連続して桜花賞1〜2着独占となり、初産駒を送り出して以降、桜花賞3連勝となった。改めてサンデーサイレンスの血を持つ馬を整理すると、

・サンデーサイレンスの直仔
95年ダンスパートナー2着、99年フサイチエアデール2着、00年チアズグレイス1着、03年スティルインラブ1着、04年ダンスインザムード1着、04年アズマサンダース2着、06年アドマイヤキッス2着

・サンデーサイレンスを母の父に持つ馬
05年ラインクラフト1着、08年レジネッタ1着、11年ホエールキャプチャ2着

・ダンスインザダークの産駒
01年ムーンライトタンゴ2着

・フジキセキの産駒
02年ブルーブリッジリバー2着、08年エフティマイア2着

・スペシャルウィークの産駒
05年シーザリオ2着、09年ブエナビスタ1着

・アドマイヤベガの産駒
06年キストゥヘヴン1着

・アグネスタキオンの産駒
07年ダイワスカーレット1着

・マンハッタンカフェの産駒
09年レッドディザイア2着

・ディープインパクトの産駒
11年マルセリーナ1着、12年ジェンティルドンナ1着、ヴィルシーナ2着、13年アユサン1着、レッドオーヴァル2着

 過去19年間に、サンデーサイレンス直父系の産駒として桜花賞を勝った馬が計「9頭」を占める。その血が2代前までに出てくる連対馬の合計は「23頭」にも達する。

 アユサンの勝利にもっとも大きく貢献したのは・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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