体質強化で素質開花/桜花賞パドック回顧

2013年04月09日(火) 18:00 7

アユサン

アユサン

レッドオーヴァル

レッドオーヴァル

 桜花賞は7番人気のアユサンが優勝。体質が弱くて順調に調教やレースを消化できなかった馬ですが、今回は栗東滞在で調教内容も強化。目標のレースに一番良い形で出走できました。ディープインパクト産駒の牝馬にしては484キロと馬格がある方ですし、今回のパワーを要求される馬場もこなせました。距離は延びても大丈夫でしょうし、オークスでも期待が持てる馬です。

 2着のレッドオーヴァルは見た目には相変わらずあまり良く見えません。ツナギが柔らかくて手先が軽いところは評価できるのですが、今回のような力の要る馬場で上位争いに持ち込んできたのは絶対能力の高さでしょう。軽い馬場なら更にやれるタイプです。距離に関しては1400mくらいが一番合いそうですが、3歳牝馬同士なら2400mのオークスでもチャンスはあるでしょう。

 3着のプリンセスジャックはパワフルな馬体で、今回のメンバーに入っても見劣りはしませんでした。ただ、条件が向き切った今回がベストパフォーマンスだったと思います。

 4着のクロフネサプライズは・・・

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古澤秀和

中央競馬で全レースのパドック・返し馬を徹底観察。繋(つなぎ)や蹄、体型、骨量、筋肉の量・質、関節の柔軟性や、脚元、馬具などのデータを採取。そこから競走馬の能力、適性などに加え脚質も見抜き、馬券を組み立てる。パドック派にありがちな本命予想ではなく、複勝で10倍を超えるような穴馬を見つけるのが得意。

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