母はフジキセキの全妹、良血のキンカメ産駒サトノバリアント

2013年04月17日(水) 12:00

【2歳】
●タカラジェニファ(牝 美浦・伊藤正徳 父ヨハネスブルグ、母ホワイトピクシイ)
 父ヨハネスブルグは2歳時に愛仏英米のG1を制し、欧・米双方の2歳チャンピオンに輝いた早熟の名馬。種牡馬としても2歳戦に強く、とくに新馬戦の成績は圧倒的(連対率53%)。今年の新種牡馬のなかでも2歳戦をリードするのはこの種牡馬ではないかと思われる。血統登録頭数も84頭と十分。本馬は、外国産馬として日本で走った代表産駒ケイアイスイジンと同じく母方にリファールを持つ。母は「ホワイトマズル×ノーザンテースト×マリーノ」と重厚なタイプで、1200〜1600mで活躍するケースが多い父の産駒のなかでも、比較的距離をこなすタイプに出そうだ。1800mぐらいなら問題ないだろう。ローカル向きで、渋った馬場も得意。

●サトノバリアント(牡 栗東・安田隆行 父キングカメハメハ、母ミルフィオリ)・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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