さきたま杯展望&川崎マイラーズ回顧

2013年05月28日(火) 18:00

◆さきたま杯展望
(5月29日 浦和 サラ4歳以上 別定 JpnII 1400m)

「さきたま杯」は、平成9年、浦和2つ目の交流Gとして新設(その前年に浦和記念・G移行)。当初GIII(9〜21年)、22年からGIIへグレードが1つ昇った。確かに年を重ねるごと、レースレベルを上げてきた重賞といえそうで、例えば黎明期の優勝馬はフジノマッケンオー、テセウスフリーゼ、セタノキング…いかにも小回り1400m向き、軽いオープン馬という面々だったが、15年ノボトゥルーあたりからムードが変わり、以後ニホンピロサート、リミットレスビット、スマートファルコン、堂々GI級に届く顔ぶれが“速さ”と“強さ”をみせている。

 ただやはり直線わずか200mの超小回り。多分に特殊な舞台であることは否めず、その証拠がリピーターの活躍だろう。レイズスズラン(12・14年)、スマートファルコン(21・22年)がそれぞれ2勝。メイショウバトラー(19・20年)、ナイキマドリード(23・24年)も2年続けて連対(1、2着)した。スピード能力もさることながら、浦和コース1400mにフィーリングが合うかどうかがまず前提。ちなみに今年は出走12頭中、4頭がさきたま杯リピーター。人気どころではティアップワイルドが浦和初体験になる。

 (1)…総じて堅め・・・

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吉川彰彦

日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。

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