エプソムC

2013年06月10日(月) 18:00 39

 上位3着までを「4、3、7番人気」の4歳馬が独占し、これで3年連続の4歳馬同士のワンツーとなった。クラス再編成の時期が早まったため、年齢別の成績に少し変化が生じても不思議はないが、これで創設以来、「4歳馬…19勝、5歳馬…10勝、6歳馬…1勝」。数ある重賞レースの中で珍しいほどの偏りを示すGIIIである。

 ローカルを前にして、前半戦終了の区切りの時期だから、いやでも在籍馬の世代構成が変化する季節であると同時に、勝ったクラレントのようにクラス替えで急にクラス決定賞金が半額になり、わずかの差で安田記念に出走できなかった4歳馬が出走してくるから、今後は、ますます「4歳馬有利」のGIIIとなるのかもしれない。

 レースを先導しそうな逃げ馬不在の中、ベテラン8歳のスズジュピターが飛ばす形になった。前半1000m通過58秒9を記録したが、後続にはスズジュピターはあまり関係ない。好スタートから自然な形で2番手追走となったクラレント(父ダンスインザダーク)の前半1000m通過は・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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