2013年07月06日(土) 18:00
土曜日の朝、弊社のスタッフが「ひぇー」と大声を出して驚いた。七夕賞の前売りが開始されて間もなく、枠連の「7-7」が、なんとオッズ「9倍」を示していたらしい。同じ組み合わせの馬連「13-14」は数十倍だったという。
先週の、同じフルゲートでハンデ戦のラジオNIKKEI賞は、1着から16着まで「0秒9」差の大接戦だった。コース取りと、持ち味を最大限に生かす仕掛けのタイミングひとつで、着順はいかようにも変わりそうだった。芝は生えそろって見た目には高速馬場を思わせるが、スローで展開しながらもNIKKEI賞の各馬の上がりは少しも速くない。それでなくとも難解なハンデ戦は、今季は芝コンディションまで難しい。
七夕賞といえば、1979年から2004年まで、東北記念として秋に施行された年を含めると、1番人気馬が「26連敗」という不滅の歴史をもつ伝統のハンデ戦である。話のネタに、第49回の7-7を買ってみた気持ちも分かる。
人気が走るわけではない。どのみち人気は割れる。今年はとくに。人気は考えないことにして・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
柏木集保「日曜メインレース展望」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。