レッドアルヴィス、世代を代表する馬になるか/吉田竜作マル秘週報

2013年07月17日(水) 18:00

 ノーザンファームしがらき、山元トレセンというノーザン、社台両ファームの“2大基地”は、もはやなくてはならない存在。となると相対的に立場が低下してくるのが栗東、美浦の両トレセン。今では「しがらきでゲートから何からほとんどやってくるので、こっちでは試験を受けてレースへの手続きをするだけ」などと自虐的なことを言う関係者も少なくはない。

 管理馬の多くがノーザンファームしがらきを利用している松田博調教師はこの手の発言に憤りを感じている。

「最近の子は入ってきた馬のクセが悪いと、すぐに『牧場での調教が悪い』となる。そうじゃないだろう。それを何とかして、競馬まで持っていくのが俺たちの仕事。諦めたらトレセンの存在意義がなくなる。今は(トレセンの)外も中もやることにほとんど違いがなくなってきた。違うのは賃金くらい。やってることに変わりがなくて、片方が安い給料でやれているとなったら、馬主さんらも『じゃあ、もっと(預託料を)安くできるだろ』となってしまう。これだけ立派な施設があるのだし、ここでしかできないことをやっていかないと」

 実際、躍進目覚ましい厩舎には、必ずと言っていいほど・・・

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