2013年07月17日(水) 18:00
ノーザンファームしがらき、山元トレセンというノーザン、社台両ファームの“2大基地”は、もはやなくてはならない存在。となると相対的に立場が低下してくるのが栗東、美浦の両トレセン。今では「しがらきでゲートから何からほとんどやってくるので、こっちでは試験を受けてレースへの手続きをするだけ」などと自虐的なことを言う関係者も少なくはない。
管理馬の多くがノーザンファームしがらきを利用している松田博調教師はこの手の発言に憤りを感じている。
「最近の子は入ってきた馬のクセが悪いと、すぐに『牧場での調教が悪い』となる。そうじゃないだろう。それを何とかして、競馬まで持っていくのが俺たちの仕事。諦めたらトレセンの存在意義がなくなる。今は(トレセンの)外も中もやることにほとんど違いがなくなってきた。違うのは賃金くらい。やってることに変わりがなくて、片方が安い給料でやれているとなったら、馬主さんらも『じゃあ、もっと(預託料を)安くできるだろ』となってしまう。これだけ立派な施設があるのだし、ここでしかできないことをやっていかないと」
実際、躍進目覚ましい厩舎には、必ずと言っていいほど・・・
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東京スポーツ
2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。 関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして競馬評論家・井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。 関連サイト:競馬トウスポWeb