2013年07月26日(金) 12:00
今週でマタニティー留学も終了。 来週からは日本です。
約1ヶ月の語学留学、どこまで成長しているか?疑問ですが「継続は力なり」「ローマは1日にしてならず」の精神でコツコツ続けていきたいと思います。
さて振り返ってみて何が1番大変なことだったのか?と問われると、共同生活かな?と思います。
ここでは3LDKのマンションを5人でシェアして暮らしているのですが、人それぞれに生活スタイルや年齢・考え方・気の使い方が違うゆえ難しいところが…。
私は母と同室で部屋にシャワーやトイレも完備されていたのでよかったのですが、トイレやシャワーが共同となると、その使い方や時間帯によっては騒音で起きてしまい、熟睡できないという問題も起こり、ルームメイトの中には困ってしまう方も…。
以前アルピニストの野口健さんが、山登りを目指す上で重要なことは、山登り以前に共同生活に耐えられるか否か?とおっしゃっていた記憶があります。 精神的に追い込まれる状況の中での大人数での狭いテント生活。そこでしっかりと心身共に鋭気を養えるか?がポイントだと。
しかし現代の子は核家族が主流で、子供の頃から個室があたりまえの環境で育っているため、テントでの狭い共同生活にストレスを感じてしまう傾向がある様子。
その点、子供の頃に寄宿舎生活を送っていたという野口さんは、その経験が本当によかったと。 確かになぁ〜と思える内容でした。
私もこの1ヵ月、覚悟はしていましたが母の鼾で眠れない日が数日…。決まってその翌日は頭がボッ〜として集中力に欠けてしまう結果に。
人間にとって睡眠は本当に大事なこと。 いかなる環境でも眠ることができることは最大の武器となるのかもしれませんね。
そういえば今年の日本ダービーをキズナで制した武豊騎手は、前日に泊まる調整ルームの部屋において、カーテンの隅をガムテープでとめ光が漏れないように配慮し熟睡して臨んだとか。
また厩舎によっては、あえて人間が足を踏み入れない時間帯を作っているところもあります。
皆さんは熟睡されていますか? そもそも妊娠時期はあまり熟睡できないようですが、日本に帰国後は静かな部屋で眠りたいと思います。
それでは皆さん、また来週お逢いしましょう。 ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。