天皇賞馬ヒルノダムールの全弟ファーガソン

2013年07月31日(水) 12:00 18

●アリュージョン(牝 栗東・白井寿昭 父アドマイヤムーン、母ヒントオブスプリング)
 2代母Cherokee Roseは、スプリントC(英G1)、モーリスドゲスト賞(仏G1)を勝った名スプリンター。これにSeeking the Goldを掛けて誕生したのが母ヒントオブスプリング。初子のTulips(父Pivotal)はパレロワイヤル賞(仏G3・芝7f)2着という成績がある。日本で誕生した2番子のチェリーミルズ(父Invincible Spirit)は現1勝馬。姉2頭はそれなりの資質を示しているので、3番子の本馬にも期待できる。父アドマイヤムーンは現役時代にジャパンC(GI)や宝塚記念(GI)を制した名中距離馬だが、種牡馬としてはハクサンムーン、レオアクティブ、ファインチョイスといったスピードタイプを出している。本馬は2代母が名スプリンターで、Mr.Prospector 4×3というスピード型のクロスを持つ。芝1600m以下で活躍するだろう。

●ヴァイセフラウ(牝 栗東・角田晃一 父キングカメハメハ、母ラティール)・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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