2013年08月05日(月) 18:00 33
人気のインカンテーション(父シニスターミニスター。その祖父A.P.Indy)がさらにパワーアップした成長を示し、好位のインから力強く抜け出して初重賞制覇を達成した。これで全4勝をダート1800mで記録したことになる。
主導権を握って、最後まで粘って2着のサトノプリンシパル(父バーナーディニBernardini。その父A.P.Indy)が作ったペースは、12秒4-11秒2-12秒1-12秒7-12秒6-12秒3-12秒5-12秒2-12秒3。
まるで絵に描いたような一定の平均ペースである。(シアトルスルーSeattle Slew系)種牡馬の伝える大きな特徴のひとつが、「一定ラップの平均スピード」とされることは珍しくないが、サトノプリンシパルのペースはまさに緩急のない平均ペースそのものだった。
最初からこの流れに乗って先行したインカンテーション(まったく同じ父系)にとっても・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。