今週デビュー、1億3000万円のディープ産駒サトノアラジン

2013年08月07日(水) 12:00 23

●アムールブリエ(牝 栗東・松永幹夫 父Smart Strike、母ヘヴンリーロマンス)
 母ヘヴンリーロマンスは牝馬ながら天皇賞・秋(GI)を制したほか、札幌記念(GII)、阪神牝馬S(GII)を勝った名牝。日本で産んだ3頭の子のうち、ウイニングサルート(父フレンチデピュティ)とヴェイロン(父キングカメハメハ)が1000万下まで出世している。その後、ジャングルポケットの子(アウォーディー)を受胎した状態で渡米し、出産後に種付けをしたのがSmart Strike。07、08年に米リーディングサイアーに輝いた名種牡馬で、Curlin(米年度代表馬)、English Channel(BCターフなどG1を6勝)、Lookin at Lucky(プリークネスS)、Fleetstreet Dancer(ジャパンCダート)、ブレイクランアウト(共同通信杯)など多くの一流馬を送り出している。Smart Strikeとサンデーサイレンスは相性がよく、近い世代に両血脈を持つ馬には、レッドオーヴァル、ウィケットキーパー、Bright Thoughtなどがいる。Bright Thoughtはハットトリック産駒で、今年春のサンルイレイS(米G2・芝12f)で2分22秒72の世界レコードを樹立した。誕生日が5月21日なので遅生まれだが、血統的にはちょっと面白い存在だ。芝・ダート兼用の中距離タイプ。

●エンジェヌー(牝 栗東・岡田稲男 父コマンズ、母ステージスクール)・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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