2013年09月03日(火) 12:00
本欄では重賞レースに関するデータを取り上げることがほとんどだが、今週は紫苑Sを対象にしてみようと思う。
同じ3歳牝馬のレースでも、ローズSは春クラシックの好走馬など大物が出てくる頻度が高く、勢力図を整理しやすい。一方で紫苑Sについては「どういうタイプが強い」というイメージ自体持っていない人も多いだろう。恥ずかしながら私自身もその一人だ。
例えば、紫苑Sでは休養明け緒戦の形で出てくる馬と夏競馬を使われて続戦してくる馬と、どちらのグループが強いのか? これは改めて調べてみると成績差があった。
過去10年、中9週以上で来た馬は・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。