2013年09月04日(水) 18:00
先月25日に行われたGIII新潟2歳S。記者はピークトラムを本命にした。中京での未勝利戦レコードVが根拠というわけでなく、一走ごとの上昇が顕著だったので「牡馬の成長力」にかけてみたのだ。
実際、デビュー戦時のパドックではキュウ務員さんに引きずられるように歩いていたが、新潟2歳Sの時はキビキビと自分の意思で歩いているように見えた。橋口調教師にパドックでの違いを聞くと「この前はちゃんとしていたな。やっぱり良くなっているんだろう」とのこと。それでも…レースはハープスターの末脚がすべてだった。
「うちの馬(3着)もメドが立ったし、走るのはわかった。ただ、この前は勝った馬が強過ぎる」と橋口師。レース直後の某競馬関係のホームページではハープスター関連の伸びがすさまじく、翌週の栗東でも関係者から「ちょっとあれは桁違い」の声ばかり。突然のニューヒロインの誕生に競馬界が沸きかえった…と言ってもいい反応だった。しかし、当のハープスターは新潟から帰キュウ後も、レース前と変わらずひょうひょうとしたもの。松田博調教師と馬房の前に行くと、黙々とカイバを食べていた。
「新潟に着いてから寝ワラまで食べていたのには参った。いつのワラかもわからないし、腹痛でも起こされたらかなわん。考えんといかんなあ」
旺盛な食欲に苦笑いの同師。同キュウ舎は“名牝”の宝庫だが、ここまでずぶとい馬はいなかったように思う。それはトレーナーも同じようで・・・
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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。 関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして競馬評論家・井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。 関連サイト:競馬トウスポWeb