京成杯AH

2013年09月09日(月) 18:00

 メインの前後には雨が降ったものの、馬場状態にはほとんど雨の影響なし。初秋の高速マイル重賞らしい「1分31秒8」の勝ちタイムが記録された。

 横山和生騎手のルナ(父クロフネ)がすんなり先手を取るなら、昨年のような厳しい流れ「45秒1-45秒6」=1分30秒7はありえない。そんな展開の読みもあってルナの人気が高まった。また、素晴らしい状態だったから、最終的に1番人気は納得。ところが、初重賞挑戦の同馬に、きつい洗礼が待っていた。出負け。他の先行型は好スタート。少しのスキも許されない高速決着の重賞はみんなが承知である。そこから出足をつけ、先頭に立ちかけた外の丸山元気騎手のテイエムオオタカ(父ホワイトマズル)をかわして行くしかなくなってしまった。

 仮にもっと強引にハナを主張したなら、このペースだからテイエムオオタカの丸山騎手は早めにハナをゆずったかもしれないが・・・・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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