秋は個人馬主の良血馬に注目!金子氏所有のアパパネ全弟ウラレナなど(辻三蔵)

2013年09月10日(火) 18:00

 今夏に行われた2歳重賞4鞍の内、札幌2歳Sは東京サラブレッドクラブのレッドリヴェールが勝ち、新潟2歳Sはキャロットクラブのハープスターが制した。今年の2歳戦はクラブ馬主が上位を占めているが、ラフィアンターフマンクラブとキャロットクラブが首位争いを繰り広げている。獲得賞金で1億円を超えているのはラフィアン(13860万円)とキャロットクラブ(12800万円)だけ(9月10日現在)。獲得賞金はラフィアンの方が上だが、キャロットクラブの勝馬率31.0%(出走頭数29頭、勝馬頭数9頭)はラフィアンの23.7%(出走頭数38頭、勝馬頭数9頭)を上回っており、両者の争いは熾烈を極めている。

 3位は獲得賞金7995万円のウインレーシングクラブ。11年7月にコスモヴューファームへの経営譲渡により、ラフィアン色が強くなったが、勝馬率41.2%(出走頭数17頭、勝馬頭数7頭)が示す通り、開幕ダッシュに成功した。4位のサンデーレーシング(獲得賞金6655万円、勝馬率30.4%)を凌ぐ勝馬率の高さは大健闘と言えるだろう。

 大手クラブ馬主のサンデーレーシング(出走頭数23頭、勝馬頭数7頭)、社台レースホース(獲得賞金4980万円、出走頭数15頭、勝馬頭数3頭)は秋以降に主力クラスが控えているが、今年はキャロットクラブが例年よりも・・・

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