2013年09月13日(金) 12:00 18
さぁいよいよ今週末には凱旋門賞へ向けた戦いニエル賞とフォワ賞が行われますね。
昨年の2着に敗れたと言えオルフェーヴルの凱旋門賞での走りは、日本馬のポテンシャルの高さを世界に示すものでした。
まさに今、日本馬は世界のトップレベル。
今回は運動誘発性肺出血の問題と中間一頓挫あっただけに、決して油断はできないものの体付きそのものは昨年以上。
本番に確かな手応えを感じる走りを見せてほしいものですし、レース後とにかく無事であってほしいと願うばかりです。
さて一方3歳馬のキズナですが、競馬中継の際の写真映像を見ているとちょっと腹回りがスッキリしすぎているようにも見受けられます。
現地で取材をしているわけではないのであくまでも憶測ですが、3歳馬で初の海外遠征なだけに、やはりいろいろとナーバスになってしまう部分もあるのかな…?と。
当日も勝手が違う一連の流れやパドック、馬場、周囲の雰囲気に上手く対応し、それが本番にも活かされる形での前哨戦となってほしいものです。
当日はグリーンチャンネルで放送されるのでテレビの前でしっかりとその模様を見たい気持ちでいっぱいなのですが、出産予定日が前日の14日。ひょっとすると病院ゆえライブで見ることができないかも…?
もしくは予定日がずれ、中継中に興奮しすぎて陣痛がくるかも…?お腹の子にはできることなら1日我慢をしてほしいとお願いをしていますが、レースも出産もダブルでドキドキです。
さて先週のセントウルSですが、ロードカナロアやはり強いとは言っても休み明けで58キロ、しかも休養明けはこれまでのレース振りからも分かるように反応が鈍く一度叩かれた方がいいタイプ。
また勝ったハクサンムーンも初重賞制覇を飾った時とは違いスピード任せの競馬からタメがきく内容と成長していますし、右の方が薄く映った左右の筋肉のバランスが以前よりも気にならなくなったように個人的には感じました。
馬自体のここにきての成長を感じますし、酒井騎手もそのあたりをしっかりと把握しての騎乗振り。
両馬とも本番に向けて楽しみです。
さぁ今週は3日間開催に加え、ニエル賞とフォワ賞。寝不足にはなりそうですが、思う存分、競馬が楽しめそうですね。
それではまた来週お逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。
細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。