2013年09月16日(月) 18:00
今年の秋華賞を狙う3歳牝馬のトップグループは、休養中の桜花賞馬アユサン、クロフネサプライズあたり以外、ほとんどの候補が夏を経てここに集結した。1週前のトライアル「紫苑S」でトップグループを脅かすほどの新星が現れたとはいえず、このローズSで、秋華賞の上位争いを展開する候補が絞られること必至。そんな強力メンバーの対戦となった。
それでなくともローズSと秋華賞の強い結びつきは知られる。ローズSが変則開催の中京で行われた1996年を例外とすると、過去10回の秋華賞で1-2着した20頭のうち「18頭」までがローズS組である。残る2頭は夏のクイーンS組だが、今年はそれに相当するセレブリティモデルも出走してきた。近年のパターンが続くとすると、もうこれはミニ秋華賞そのものであり、この結果はストレートにGI秋華賞に直結するはずである。
勝ったのは、今回も1番人気。1番人気に支持されたオークスでは流れに乗れず、後方から差を詰めただけの3着にとどまったデニムアンドルビー(父ディープインパクト)だった。種牡馬ディープインパクトと、ストームキャット牝馬の相性の良さはつとに知られ、アユサン、ヒラボクディープ、そしてキズナ(あれだけ落ち着きはらってニエル賞を勝つのだから、凱旋門賞もオルフェーヴルと一緒に好勝負だろう)などがいる。
でも、ミスタープロスペクター系種牡馬を母の父にもつ・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。