2013年10月03日(木) 18:00 64
今週の毎日王冠、ショウナンマイティがまたあのキレのある走りを見せてくれるはずです。坂路での追い切りは全体で51秒1、ラストは12秒1とマイティらしい伸びを見せてくれました。
毎日王冠から復帰のショウナンマイティ
「馬なりでこの時計が出たとおり、状態はいいですよ。やればもっと速いタイムが出ますが、大目標はまだ先(天皇賞・秋)なので完全には仕上げてはいません。なのに、この時計。さすがですね」と、梅田智師は安堵した口ぶりで話していました。安堵の理由は…。実は、帰厩後にクギを踏んでしまったためにやや調整が遅れていたんです。「厩舎に入れば、わりと早く仕上がるタイプ」(梅田智師)とはいえ、このアクシデントはとても心配でした。
しかし、幸いにしてローテーションには影響出ずにすみました。キズについては「これだけ走れるとおり、もう大丈夫」(梅田智師)とのこと。ホントによかった。
「東京コースでこそ、あの終いの脚がいきるはず。左回り、長い直線、広いコース。どれをとっても最高なんよ。昨年4月の大阪杯から勝っていないけど、自分の競馬ができれば結果はついてくると思う。」(梅田智師)
なお、梅田智厩舎は京都大賞典にアドマイヤラクティを出走させます。こちらも有力視されていますが、梅田智師は「強い馬はいるけど、状態はいい。鉄砲駆けするタイプなので勝ち負けを期待しているよ」と話していました。ちなみに今度の日曜日、梅田智師は東京へ行くそうですよ。ご参考まで。
注目の2歳馬、レーヴデトワールがいよいよ今週デビューします。
10月5日にデビューするレーヴデトワール
10月5日土曜日、京都5レース。牝馬限定、芝のマイル戦。鞍上は川田騎手です。川田騎手はゲート試験に続いて今週の追い切りにも騎乗。ディープウェーブとの併せ馬でしたが、3馬身ほどリードしてフィニッシュしていました。かわしてから、ややフワッと余裕を見せていましたよ。
「前に乗ったときより、よくなっている」(川田騎手)というとおり、確実に状態は上向いているようです。松田博師はこの追い切りの動きを見てデビューさせるか否かを決めようとしていたのですが「この動きなら大丈夫」と追い切り直後にデビューを正式に決めていました。
松田博師は夏過ぎからずっと「今年の2歳戦は牝馬の活躍が目立つ。阪神JFに向かうには2勝しておかないと」と繰り返し話しています。とにかく少しでも早く勝ち星を確保しておきたいところです。
1月生まれで成長も早かったというレーヴデトワール。少し環境の変化に敏感なところもあるので、まずはしっかりレースに慣れて欲しいですね。自分らしい走りができれば、持ち前のセンスのよさで自然と結果がついてくると思います。人気でも、ぜひ!
レース後はさすがに疲れたスダチ
道頓堀Sで3着だったシゲルスダチ。レース後はさすがに疲れたようで「翌朝は馬房で横になって寝ていた」(渡辺助手)そうです。しかし、しばらくすると起き上がってカイバをもりもり。引き続き、状態はいいかんじがします。顔を見たら右のおでこと腰に7~8ミリ程度のキズを発見。前走後、右目の上につくったキズに比べたら全然小さなものでした。まぁ、カスリ傷でしょう。引き続き、二重メンコをしていたにも関わらずおでこに傷をつくっているということは、どこかで顔を擦っているんでしょうね。腰のキズはゲートでやったのかな?と察します。
とはいえ、とにかく元気でなにより!次は勝てるといいですねぇ。
花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)