2013年10月08日(火) 18:00
5日の京都芝1600メートルの牝馬限定の新馬戦でレーヴデトワールがデビューVを飾った。伏兵相手にハナ差の勝利とあってその能力に疑問を持つ人は多いことだろう。ところが、松田博調教師に電話をかけると思いのほか上機嫌。「掛かるところもなかったし、ゲートも思った以上に出た。よかったじゃないか、上等よ」とカラッとした口調で言い切った。POGをたしなむ人ならばご存知だろうが、この血統について回る「血の呪い」は生半可なものではない。それだけに、トレーナーもこの馬については逐一成長過程を見守ってきた。まずは第一関門を突破というところだろう。
ただ、トレーナーが戦前に唯一不安視していたのが、追い切りでも見せていた「抜け出して頭を上げてブレーキをかけていた」ところ。基本的に騎手には注文を出す人ではないのだが、「これはレースの前に川田によく言っておかないと」と気にかけていたのだ。ただ、川田も調教にまたがっていてクセを把握していたのだろう。追い出しを極端に遅らせていた。その結果のハナ差…となれば、着差だけで能力を測るのはナンセンスと言うほかない。調教量やその過程を見ても、まだまだ上積みがあるのは間違いないところ。次走でどこまで成長した姿を見せてくれるのか。今から楽しみでならない。気になる今後の目標だが、これまでの話を聞く限り・・・
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