2013年10月08日(火) 18:00 3
◆鎌倉記念展望
(10月9日 川崎 サラ2歳 定量 地方競馬交流 南関東SIII 1500m)
「鎌倉記念」は平成13年新設、今年第12回目を迎える2歳SIII。以前まちまちだった施行順も、15年から鎌倉記念(川崎)→平和賞(船橋)→ハイセイコー記念(大井)と確定し、同時に重賞としての格、ポジション、注目度…着実に上がってきた印象がある。ただこのレースの難しさは、第6回・19年から“地方競馬交流”に条件変更、出走メンバーがにぎやかになった反面、有力馬の比較がつきにくいこと。現実に交流後はおおむね波乱の決着で、北海道営実績上位、22年サントメジャー、23年ウィードパワーなど、よもやの大敗、代わりに21年ナンテカ、23年ニシノファイターなど、伏兵が優勝をさらっている。対する南関東側も、まだ勢力図が固まっておらず、文字通り玉石混交。さて今年はどうなるか。もっとも、昨年優勝インサイドザパークは、今春東京ダービー馬に輝いた(鎌倉記念・史上初)。流れ、風向きが変わってくる可能性ももちろんある。なお後述データは、18年休止(JBC開催)のため、過去9年間の数字をまとめた。
(1)…波乱含み。1人気[4-1-1-3]、勝つか大敗かのパターンが多く、一昨年ウィードパワー9着、昨年インサイドザパーク優勝。2人気[1-1-1-6]、3人気[1-2-1-5]も信頼度が低い。
(2)…各場脈あり。川崎=4勝、2着3と一歩リード。しかし船橋=2勝、2着4、北海道=2勝、2着2と肉薄し、浦和も22年キスミープリンスが勝っている。馬自身の・・・
吉川彰彦
日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。