2013年10月11日(金) 18:00
コーナーを4つ回る、内回り戦。それもフルゲート・18頭がひしめき合う。
秋華賞の行われる京都の芝・2000m戦は展開が読みづらい舞台だ。 コース形態からいえば先行有利。小回りに近く、上がりの数字を適度に要するという特徴がある。 条件戦はその傾向が強いが当レースはややそこから外れる。 以前ほど“上がり馬”の存在は目を引かなくなったとはいえ、既成勢力に新顔がぶつかれば流れを予測しにくいのも当然だろう。
この芝の2000m戦では普段、フルゲートになること自体が少ない。 そのコースに18頭が集結しGIという頂上決戦である。とりわけ3角におけるペースの変化が直線での攻防に影響を及ぼしやすい。 上位馬の脚質にばらつきがあるというのも当レースの難解さを証明しているように思う。
難易度が高いからこそシンプルに――。 個人的にはそう考えている。 今年は・・・
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藤村和彦
1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。