2013年10月22日(火) 12:00
G1レースの予想では、ステップレースのうちどこから来る馬がいちばんアテになるのか、という視点が必要になる。
その際基準の取り方はいろいろあるが、今回は「前走3着以内」「前走3番人気以内」に該当する馬だけを対象に前走レース別成績を調べてみることにしよう。人気にもならなければ好走もしていないような馬によって、勝率や複勝率が希薄化することを防ぐためである。対象期間は、サンプル数を増やすため過去20年としてみた。関係するレースの施行条件が変わったり、東京の改修が行われたことを無視する形になるが、実は過去10年でも20年でも結論はそう変わらない。
まずは前走3着以内限定の場合… ※(レースの登場順は天皇賞秋における着度数順) ※札幌記念はG2昇格以降のみ
前走レース[勝率→複勝率→単回収率→複回収率%] 毎日王冠[13.2% 31.6% 97% 92%]・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。