埼玉新聞栄冠賞展望&ハイセイコー記念回顧

2013年10月22日(火) 18:00 3

◆埼玉新聞栄冠賞展望
(10月23日 浦和 サラ3歳以上 別定 南関東SIII 1900m)

「埼玉新聞栄冠賞」は平成3年新設、今年第23回目。平成8年「浦和記念」が交流JpnIIに昇格し、以後そのトライアルとして重要な役割を担ってきた。A1=58キロ、A2=56キロ(牝馬2キロ減)…というシンプルな別定戦。いきおいメンバーの質もかなり高く、例年SIII(1着賞金・1000万円)という以上にハイレベルのレースが展開される。現状は1着馬に優先出走権(今年は11月20日)。ただ記者個人的には“3着権利”でも、十分説得力があるように思っている。

 その理由。改めてファイルをめくると少し驚く。平成12年マキバスナイパー、16年モエレトレジャー、21年ブルーラッド、23年ボランタス、4頭まで栄冠賞→浦和記念を見事な連覇。実際これだけ本番と連動するトライアルは珍しく、例えば勝島王冠→東京大賞典(大井)、報知オールスターC→川崎記念(川崎)、報知グランプリC→ダイオライト記念(船橋)など、結果的に“有名無実”のTRとは、重みが大きく違っている。昨年優勝トーセンアレスも、続く浦和記念小差4着。力が入る、見逃せない“前哨戦”とは、まさしくそんな歴史があってこそだ。

 (1)…波乱含み・・・

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吉川彰彦

日刊競馬地方版デスク、スカイパーフェクТV解説者、「ハロン」などで活躍。 恥を恐れぬ勇気、偶然を愛する心…を予想のモットーにする。

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