2013年10月29日(火) 12:00
アルゼンチン共和国杯では前走条件戦組を買う。かつては目新しかったこの切り口も、すっかり常識となってしまった感がある。
過去10年で見ると、前走条件戦組は(3.4.5.28)で勝率7.5%、複勝率は30.0%。それに対して前走オープン組は(7.6.5.105)で勝率5.7%、複勝率14.6%。煮詰まったオープン馬よりある程度の勢いのある昇級馬・格上挑戦馬が良いことは明らかだ。
ただ、前走条件戦組も回収率らには陰りがある。前走1000万条件組が複穴を出しているものの・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。