みやこS、買いやすい馬とリスクのある馬

2013年11月01日(金) 18:00

 みやこSはまだ3回しか行われていない重賞だけに、データ的な切り口で予想するのは難しい。各馬の見せてきたパフォーマンスや、コースそのものの傾向から考えていくしかないだろう。

 とはいえ、過去3回いずれも1番人気馬が連対しているので、その点は意識しておきたいところ。ダート重賞のグレード別定はG1馬に厳しいままだが、そもそもダート界は上下の力量差がはっきりしているので、結局格上タイプの馬が強かった、ということはこのレースに限らずよくある。

 今回の1番人気候補はローマンレジェンドかグレープブランデーあたりだろうが、この2頭ならばローマンレジェンドのほうが買いやすい。その違いは位置取りだ。

 京都ダート1800mは、他のダート&コーナー4つのコースがほとんどそうであるように、逃げ・先行有利のコースである。しかも、クラスが上がってもその傾向が強い。

 上位クラスでは差し馬が・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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