明日11月3日(日)のWIN5は総出走頭数が74頭、総組み合わせ数が66万3552通り(土曜16時現在)。全体的に見ても比較的多い部類ですし、出走頭数の少ない回が続いていたここ1ヶ月ほどに比べると、高額配当が飛び出す可能性はかなり高まったと思います。

　1レース目は3歳以上1600万下、牝馬限定のユートピアS。現級で2戦1勝2連対のゴールデンナンバーが人気の中心となりそうです。ただ、JRA重賞で3着以内となった経験のある馬が5頭、前走で1000万下を勝ち上がってきた馬が3頭いて、なかなか比較の難しいメンバー構成。無難に手広く押さえる方が多いかもしれません。

　2レース目は3歳以上1600万下の長岡京S。現級の安定勢力に加え、昇級緒戦の3歳馬、エールブリーズやオースミナインが注目を集めると思います。こちらも「少頭数にしては絞り込みが難しい」と感じている方が多いんじゃないでしょうか。

　3レース目は3歳以上1000万下のフルーツラインC。人気を集めそうなのは前走、前々走と2戦連続で2着に好走しているホワイトポピーです。福島競馬は今週から開幕したばかり。馬場の傾向もひとつのポイントでしょう。

　4レース目は3歳以上GIIIのみやこS。創設後の過去3回はいずれも単勝オッズ4倍未満の馬が勝っていますし、「絞るならここ」と考えている方は多いかもしれません。土曜16時の時点では、ブライトライン、ローマンレジェンド、ナイスミーチューあたりが人気の中心となっています。

　5レース目は3歳以上GII、ハンデキャップ競走のアルゼンチン共和国杯。こちらは土曜16時の時点でムスカテール、メイショウナルト、ルルーシュあたりが人気を集めていました。波乱が期待できそうなハンデキャップ競走ではあるものの、序盤を手広く押さえるならこのレースは絞らざるを得ないはず。各レースの構図を意識しつつ、計画的に買い目を作りたいですね。(伊吹雅也)

【井内利彰のWIN5見解】
■今週の1点勝負レース
→福島11R　フルーツラインC
　福島ダート1150mを待っていたのか、ハナに行きたい脚質が揃ったメンバー構成。中団より前で、確実な末脚が使えるヴェイグストーリーにとっては願ってもない展開になりそうです。
　推奨理由はそれだけではありません。最終追い切りの内容が中川公成厩舎の勝負調教に該当。調教タイプが標準坂路というのも、適性があると思います。

推奨馬:3.ヴェイグストーリー

■今週の多点買いレース
→京都11R　みやこS
　過去3回のみやこS、優勝馬はすべて併用調教でした。昨年、標準併用で優勝したローマンレジェンドが、今年は標準多め併用での出走。もちろん、勝つ可能性は高いと思いますが、59キロは気になる材料です。
　ヴァンヌーヴォーは重賞出走がレパードSの1回のみ。経験値は未熟ですが、2連勝中で、今が伸び盛り。普段の表情を見ていても、まだまだ子供ですが、その分、期待したくなる部分もあります。もちろん調教タイプは標準多め併用。もし、併用調教の優勝でなければ、貫禄が出てきたケイアイレオーネ。

推奨馬:、5.ケイアイレオーネ、6.ローマンレジェンド、16.ヴァンヌーヴォー

【古澤秀和のWIN5見解】
■今週の1点勝負レース
→京都11R　みやこS

　ここはローマンレジェンドが中心。今回は休み明けになるが、仕上がりが良いし、馬体も更に良くなっている。59キロの斤量がポイントだろうが、大型でパワーがあるので大丈夫そう。ここは当然勝ち負けに持ち込める。

推奨馬:6.ローマンレジェンド

■今週の多点買いレース
→東京10R　ユートピアS
　イチオクノホシの前走は馬場が悪かった上に先行有利の馬場。あれでは負けて当然だ。今回は良馬場でやれそうだし、今の馬場もこなせそう。距離延長もプラス材料で、勝ち負けに持ち込める。
　ダンスファンタジアはスタミナの要る馬場に強いタイプ。今の馬場は合っているし、ここは上位争い必至。
　アイムヒアーは展開が楽。明らかに単騎で逃げられそうだし、今の馬場なら逃げ切りまである。
　ゴールデンナンバーは今の馬場がピッタリで、休み明けを叩かれた上積みもある。ここは勝ち負けだろう。

推奨馬:1.イチオクノホシ、5.ダンスファンタジア、6.アイムヒアー、11.ゴールデンナンバー

【伊吹雅也のWIN5見解】
■今週の1点勝負レース
→京都10R　長岡京S
　昨年の4〜5回京都芝外回りは、3歳以上、かつ1600万下から上のクラス、かつAコース以外で施行されたレースに限ると、9〜18番枠の馬が[1-1-2-20]。Bコースに替わったことで、内めの枠に入った馬が恵まれると思います。注目は川田将雅騎手とエールブリーズのコンビ。前走が好内容でしたし、ゴール前の直線が長いコースは合っていそうです。

推奨馬:2.エールブリーズ

■今週の多点買いレース
→東京11R　アルゼンチン共和国杯
　同年にJRA、かつ芝2000〜2600mのレースで優勝経験がなかった馬は2004年以降[0-4-2-69]。また、前走で6着以下に敗れていた馬も2004年以降[1-2-1-67]と苦戦していました。過去の実績よりも近走成績を重視すべきでしょう。狙ってみたいのは前走が好内容だったメイショウナルト、前走を勝ち切っているシゲルササグリ、エックスマーク、ホッコーブレーヴ。

推奨馬:7.メイショウナルト、14.シゲルササグリ、15.エックスマーク、18.ホッコーブレーヴ

【石橋武のWIN5見解】
■今週の「単勝二頭流」レース
→　京都10R　長岡京S
　ノーブルディードは、昨年の春に今回と同じ京都芝1400m外で行なわれた朱雀S(1600m)を勝利。昇級緒戦ながら完勝と言えるレース内容だった。その後はレースで噛み合ずに結果を出せなかったが、休養明けを使われつつ徐々に良化。前走に引き続きここも激走が期待できる。

　ティアップゴールドが久々に1400mに参戦してくる。同馬は全3勝中2勝を芝1400mで挙げる典型的な距離巧者。昨年の春から極度の不振に陥ってまったく結果を残せなかったが、前走は復調を感じさせる内容だった。復調なれば、このクラスでも何度も好走している実績、コース適性から、十分勝ち負けできる。

推奨馬:7.ノーブルディード(人気馬)、5.ティアップゴールド(穴馬)